育み隊活動レポート2020 vol.1

おおぶの杜育み隊 サポーター養成講座2020「撮影の舞台裏を見学してみよう!」

大瀧拓哉・星野紗月ピアノリサイタル 無観客コンサート

(前編)

  • そして、これからのこと

-- 新型コロナウイルスの終息はまだまだ先のように思えます。今回のような動画配信は、アローブの文化事業の一つの柱になっていくのでしょうか。

 

服部 「コンサートの動画を無料で配信するなんて……」っていう気持ちも、心のどこかにあったんですね。でも私、今回のコロナ禍で子どもとめっちゃ動画を見てたんですよ。無料にすることによって裾野が広がり、たくさんのひとが生で見たくなる気持ちになるってすごいことです。そしてまた、アローブに足を運べないような方たちにも思いが至りました。コロナがなかったら、動画の可能性に気付かなかったかもしれない。なので、今回の配信はいい方向に転ぶのは間違いないかなと前向きに思ってます。実は、次のコンサートの配信も決まっています。

 

横井 6月にアローブの市民交流部門の担当になり、今回のコンサートや、夏のこどもアート企画「アローブお絵描きおばけ屋敷」など、動画配信とステイホームをつなぐ仕掛けをつくっているのを見てきました。

「どうせできないし」じゃなくて、「じゃあ、できない中でどういうことがやれるんだろう?」と今までと違う角度で展開していく過程を見て、「できないことを責めるんじゃなくて、こういう転換ができるんだな」っていうことを実感しましたね。サポーター養成講座でも動画配信に関連したものを考えています。

 

森 文化事業、国難と言われるような今回のような状況においては、後回しにされてしまうところなんだなと思うと、やっぱりさみしい気持ちはあります。ただ、今いろんなアーティストさんが、この状況下で文化芸術に活力を見いだすことが重要だということをおっしゃっています。

今回、配信を有料にしたらどうかというお話もありました。けれども、こういうときだからこそ無料で、でもクオリティの高い本格的なものを提供したいという思いでホールでのコンサート配信を決めたんです。

 

-- 心意気、伝わってきます。

 

森 太っ腹でいこう(笑)。

 

  • 育み隊と歩みをそろえて

-- 今回の無観客コンサート配信にあたって、育み隊には「舞台裏見学」というサポーター養成講座を企画してくださいました。

 

森 今まで育み隊さんにはフロントスタッフをお願いするだけで、コンサートを観ていただくことがなかったんですね。一度、じっくりこもれびホールの椅子に座ってコンサートを体験していただきたかったんです。またこのような無観客コンサートの配信は、今後世の中がどうなるか分からないなかで貴重なご経験になるかと思います。もしかしたら育み隊の皆さんで動画の配信とか、映画を撮るとか、これからの活動のヒントになったらいいなとも思いますね。

私たちスタッフがこういう思いでやっているっていうのを共有していただいて、また歩みをそろえて一緒に運営していきたいです。

 

-- 本当にそうですね。最後に、おおぶの杜育み隊に関心をいだいてくださっている方へメッセージをお願いします。

 

横井 すごく文化に詳しいとか、すごく志が高いとか、そんなに高いハードルではなくて「なんか面白そうだな」「ちょっとやってみたい」と気になった方が気軽に育み隊へ参加してほしいですね。もちろん、熱い思いの方もお待ちしております!(育み隊の詳細はこちらをご覧ください)

 

-- 私も育み隊へのご参加、お待ちしてます! 本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

(取材:間瀬結子)

森 佐枝子(もり さえこ)

文化交流業務マネージャー。
大学卒業後、JTBに入社し旅行業務に携わる。関東に転居してからは、子育てを
しながらラジオのナビゲーターや司会など声の仕事をこなす。愛知に戻り、復職
したJTBで「畑違い」のアローブへ。

YouTubeアローブチャンネルのナレーションはもちろん森さん。
 
服部 尚子(はっとり なおこ)

イベント・ホール企画担当。
アローブの開館から受付業務でいろんな人がコンサートを開催するのをサポート
するうちに、自らもコンサートを企画するように。ホール担当になってからは2年目。

「大府って住みやすいですよね。子育てはしやすいし、会うひとみんないいひと
なんですよ」
横井 あかね(よこい あかね)

市民交流担当。育み隊をはぐくむひと。
地元、東三河でフリーペーパーの仕事を経て、世界淡水魚園水族館アクア・トト
ぎふへ。広報とイベントの企画・運営を手掛ける。

「これから、文化事業についても学んでいき、いろんな層の市民に利用してもら
いたいと思っています」

 

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