育み隊活動レポート2021 vol.5

■8月 アローブミニコンサートTGIF「打楽器とピアノによるアンサンブル コラボックル」
育み隊には、〈アローブミニコンサートTGIF〉を企画運営するチームもあります。 “Thank God It's Friday(ありがとう!今日は金曜日)”の頭文字を取ったTGIFは、週末を迎える喜びを表す表現。今週もがんばった皆さんに、ちょっとステキな金曜日の夜を迎えてほしいという気持ちを込めて企画しているミニコンサートです。
8月の出演は、打楽器とピアノのアンサンブル「コラボックル」さんにお願いしました。メンバーは、佐久間真理さん(打楽器)、和泉麻里さん(打楽器)、手島裕美さん(ピアノ)。大人から子どもまで幅広いファンをもつ結成20年のベテラングループです。チケットは受付開始2週間で完売になりました。
当日リハーサル
8月20日金曜日午後、メンバーの3名とスタッフさんがアローブ入り。
ピアノを真ん中に、ヴィブラフォン、マリンバ、ドラムセット、銅鑼……ステージいっぱいにずらりと並ぶ楽器の数々! 照明担当、アナウンス担当の育み隊メンバーも加わって、入念なリハーサルが行われます。
もともとは誰もが気軽に立ち寄れるロビーコンサートとして「ふれあいの路」で開催していたTGIFですが、昨年より感染症対策のために会場を「こもれびホール」へ変更したいきさつがあります。今回のコンサートを企画するにあたり、舞台ならではの演出で、遊びに行けない子どもたち、大人たちに夏の思い出をつくってほしいという企画チームの思いもありました。

開場時間が近づくと、ホワイエでは、アローブスタッフと育み隊がお客さまをお迎えする準備を進めます。電子チケットは今回が初導入。また、お子さんへのエアウィーヴクッションの貸し出しも初の試みです。こちらでも綿密な打ち合わせが行われました。
コンサートの開演
18時開場。続々といらっしゃるお客さまの中にはたくさんの子どもたちも含まれていました。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんと一緒の三世代の姿も見られます。また、育み隊にさまざまな場面でご協力くださっている方々も足を運んでくださいました。

18時30分、いよいよ開演です。
1曲目はミヨー作曲『スカラムーシュ』より「ブラジレイラ」。続いて、21種類の楽器が順に「ラジオ体操第1」を奏でる楽器紹介。3曲目はオーケストラでおなじみの「ハンガリー舞曲第5番」をコラボックルバージョンで。楽器が“カキクッケコ、ラリルッレロ”と歌う「カキクッケコ」。圧巻の「ボレロ」。さまざまな楽器から生み出される多彩なリズムとメロディーが絡み合う世界に釘付けになっているうちに、前半が終了しました。
換気のための休憩を挟んで、後半は「すてきな世界旅行」から。ナレーションとともに各国の音楽で旅をしようという趣向です。ラストはコラボックルの代表曲ともいえる「剣の舞」。アンコール「紅蓮華」「また逢う日まで」では波のように手拍子が起こりました。めくるめく1時間でした。
「これまでにないようなコンサートだった」「音がすごくて鳥肌立ちました!」「3人とは思えない迫力に感動しました」「暗いニュースが多い日々、日常を忘れ、本当に幸せな気持ちになりました」などなど、アンケートにいただいた熱いコメントの数々です。
演奏者さんたちの息を呑むような間合い、あふれるリズムに重なるメロディーのダイナミクス、さまざまな楽器が作り出す立体感、客席から上がる嘆声。目の前で繰り広げられる生の演奏世界を楽しんでくださったコメントの数々に、私たち育み隊もまた、楽しいひとときを分かち合ったのだと改めて感じました。
ご来場くださった皆さま、コラボックルの皆さま、ありがとうございました。

次回のアローブミニコンサートTGIFは2022年3月4日金曜日を予定しています。

少しずつ新しいことも始まったおおぶの杜育み隊。2021年度下半期もどうぞよろしくお願いいたします。

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