育み隊活動レポート2022 vol.6

「おおぶの杜育み隊(通称 育み隊)」は文化・学習部門をサポートするために結成された市民ボランティア団体です。みんなで“おおぶの文化”という杜を育てていきたいという思いを込めて「おおぶの杜育み隊」と名付け、今年で9年目を迎えます。昨年度は育み隊のロゴマークができ、育み隊専用のユニフォームも完成しました。今年度はさらに育み隊のステップアップを目指して取り組みました。

■5月 サポーター養成講座 番外編 「ゲームで学ぼうSDGs」

2022年度初のサポ―ター養成講座として、今回はSDGsについてより多くの人と交流を深めました。育み隊のPRも兼ねて一般の方と一緒にゲームを通してSDGsについて学ぶこの講座は多くの方にご参加いただけました。大人も子どもも一緒になってSDGsについて理解を深め、共に考えるよい機会になったと思います。

カードゲームは大変面白く、途中で他グループと交渉しなければならない場面もあり、互いにコミュニケーションを上手に取り合い、進めていきます。今回のサポーター養成講座番外編をきっかけに1名の方が育み隊に入会されました。

■7月 第33回図書館子どもまつりワークショップ「クリアコップで水族館!」

昨年発足されたワークショップチームを中心に図書館子どもまつりにて育み隊主催のワークショップを開催しました。図書館子どもまつりはアローブ図書館部門のサポーターグループさんたちが主体となって毎年開催される人気イベント。育み隊のワークショップも子どもたちが楽しめるものにしようとメンバーで考えました。

当日は100名の定員があっという間に埋まってしまうぐらい多くの方に参加していただくことができました。来年もまた楽しく子どもたちが参加できる企画を考えていきたいです。

■7月 アローブミニコンサートTGIF「おおぶの杜のパーカッションの夕べ」

TGIFは “Thank God It’s Friday(ありがとう! きょうは金曜日)”の頭文字を取ったものです。週末を迎える喜びを表す表現として使われており、今週もがんばった皆さんに、ちょっとステキな金曜日の夜をお届けしたいという気持ちを込めています。

この企画運営は育み隊のメンバーで行っています。アーティストの選定、チラシ作り、広報から当日の運営、影アナ、舞台係まで月1回ミーティングを重ねながら、力を合わせて取り組みました。

7月のご出演はパーカッションユニットアルブル(小玉麻衣、櫻井汐里、泉亜希、山田信晴)さん。チケット販売開始後すぐに完売となりました。

■2022年5月~2023年3月 フロントスタッフ活動

アローブの自主事業で行われる公演のフロントスタッフは育み隊が担当します。公演によっては影アナも育み隊メンバーが担当。フロントスタッフ研修の成果がさっそく生かされ、みなさん大活躍されました。

 2022年

5月8日 山田姉妹ソプラノデュオ・コンサート

6月19日 佐藤桂菜チェロ・リサイタル

8月6日 劇団ラ・バラッカ 「ファミリエ ―家族―」

10月8日 ala Collection Vol.13 「百日紅(さるすべり)、午後四時」

11月3日 西村麻衣子(オカリナ)放生會華子(ピアノ)浅野亜夕子(マリンバ)

 トリオコンサート

 2023年

1月9日 カルメラ音楽祭会2023

2月5日 HOOK×近藤利樹×鈴木智貴ウクレレコンサート

■8月 サポーター養成講座 フロントスタッフ研修

コンサートのフロントスタッフは育み隊のメイン活動の一つです。育み隊のメンバーと話し合い、今年度新にフロントスタッフマニュアルを見直して改訂しました。10月にアローブで初めての演劇公演が行われることもあり、遅れ客の対応などをしっかりと確認。また、チケットの確認やお席への誘導、公演中の場内監視なども、お客様への配慮を考えながら学びました。

■9月サポーター養成講座「秋の見学ツアー「可児市文化創造センターalaを見学しよう!」

9月のサポーター養成講座では岐阜県可児市の可児市文化創造センターalaの見学に行きました。アローブで行われている大学生対象の「文化デザイン塾Neo」の方達と一緒の合同企画です。1台のバスを貸切り、みなさんで秋のツアーとして楽しみながら開催しました。

可児市文化創造センターalaは音楽ロフト、映像シアターなどアローブにはない設備を中心に見学させていただき、その後、alaスタッフとalaのNPO法人アーラクルーズの方のお話を伺いました。

■2023年3月 アローブTGIF「こもれび寄席」

春のTGIFは初の寄席を開催しました。出演者は登龍亭獅篭さん、桂りょうばさん、笑学生落語クラブさん、お囃子隊さんのみなさんです。TGIFで寄席を行うのは初めてということもあり、企画からメンバーとアローブスタッフで念入りにミーティングを重ねました。その功を奏して定員147名満席。出演者様にもお客様にも喜んでいただくことができました。

毎回、チラシを作成するのも育み隊のメンバーの1人です。今回も寄席の雰囲気と寄席が行われる3/3の雛祭りを見事に表現してくれました。

今回のTGIFも育み隊メンバーはフロントスタッフ、会場係、影アナ、舞台係と大活躍。力を合わせて大成功の公演となりました。

■2023年3月 アローブカルチャーフェスティバル2023

2023年のアローブカルチャーフェスティバルでは育み隊主催のワークショップと市民団体の皆さまが発表を行うこもれびホール、ふれあいの路でのスタンプラリーを担当しました。

ワークショップはカルチャーフェスティバルの今年のテーマ「世界に1つだけの花」に合わせて「わたしだけの花」。クリアカップにお花を活けて飾りつけをします。30名の定員が1時間程で満席となりました。

こもれびホールでは市民団体の皆さまが成果発表会をされており、そのフロントスタッフを会場係を担うのも育み隊の重要な役目です。皆さまが気持ちよくご鑑賞いただけるよう配慮します。

今回のカルチャーフェスティバルはスタンプラリー抽選会も行いました。スタンプがどこにあるかわからない方をご案内したり、抽選の景品を渡したり、アローブの様々な場所で育み隊メンバーが大活躍しました。

2023年度もおおぶの杜育み隊はメンバーみんなで協力し合い、「おおぶの杜」を育んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。