おおぶの杜育み隊 サポーター養成講座2020「撮影の舞台裏を見学してみよう!」
大瀧拓哉・星野紗月ピアノリサイタル 無観客コンサート
(後編)
- 緊張感が漂うホール
ホールに移動するとステージ上にはグランドピアノが2台。ライトに照らされて、数ヵ月ぶりに演奏が始まるのを待ちわびていました。
客席には撮影用のカメラがなんと6台も!取材の方や関係者もそろい、会場内は緊張した雰囲気に。
私たちも物音を立てないよう、じっとその時を待ちます。
アローブのスタッフさん、舞台スタッフさん、撮影クルーさん、取材するひとたち、市の関係者、そして、わたしたち育み隊。
すべてのひとたちがきちんとマスクをしてソーシャルディスタンスをとりながら、雑多に、静かに入り混じり、はりつめた空気のなかコンサートは始まりました。
●無観客でのコンサート
まずは星野紗月さんと大府市長との対談から。市長が大府市公式マスコットキャラクター「おぶちゃん」と一緒に大府市のイメージを伝えます。
「健康」「元気」などのキーワードをもとに星野さんが大府市をイメージして、即興で演奏を始めました。
穏やかでエネルギー溢れる心地よい音色。緑があふれ、活気に満ちた大府市の様子が思い浮かびます。この演奏が即興で奏でられているとは… 圧巻です!
その後、大瀧拓哉さんによる迫力あるソロ演奏、お二人の息の合ったデュオと演奏が続きます。
換気のための休憩を数回はさみながら、アンコールまで次々繰り広げられる演奏を聴き入っているうちに、あっという間に2時間の無観客コンサートが終演を迎えました。
派手な演出はなく、満場の拍手もBravo! も上がらない。けれども2台のピアノが奏でる音は隅々まで響き渡り、降り積もってホールを満たす。
こもれびホールが再生した瞬間。立ち合えてよかった、と思いました。
帰りぎわに、育み隊メンバーのひとりが感想を話してくださいました。
「どこにも出かけられずに、どうなっちゃうんだろうってずっと思っていました。仕事や育児をしながら、音楽はかけています。ものをつくったりもします。でも、何か想像力みたいなものが摩耗してたんですよね。
アローブという場が好きです。今日は生音を浴びながら、ずっと鳥肌がたっていて、涙が止まりませんでした。これからも、こうやってアローブで体験できる非日常と私の日常がつながっていくといいなと思います」
おおぶの杜育み隊は仲間を募集中です。アローブ総合案内カウンターに、お気軽にお声かけください。
それではみなさん、それぞれの場所で再スタートして、アローブでまたあいましょう。
(取材:間瀬結子)
【大瀧拓哉・星野紗月ピアノリサイタル 無観客コンサート】 おおぶ文化交流の杜allobu公式「アローブチャンネル」で配信!! |